文書作成日:2024/04/05
お手頃な指定野菜で、よりいっそう健康的に

「指定野菜」についてご存じでしょうか。今回は、安定的に手に入れやすい指定野菜についてご紹介するとともに、物価高が続くなかでも健康な食卓を守る術についてまとめました。

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指定野菜って何?

 指定野菜とは、消費量が多い野菜など国民生活に重要なものとして国が定めている野菜です。指定野菜になると、安定供給を保てるよう価格が下落した際には国が生産者を支援します。そのため、国民は安定的に指定野菜を手に入れることができます。

 2026年度にはブロッコリーが指定野菜となることが決まりました。これは、1974年にジャガイモが指定野菜になって以来のことです。

 農林水産省のデータによると、ブロッコリーは2011年から2020年までの10年で出荷量が約30%も増加しているといいます。野菜全体の出荷量が長期的に減少していることから考えると、ブロッコリーの需要が大きく高まっていることがわかります。

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指定野菜に定められている野菜

 現在、指定野菜となっている野菜は次の14品となります。

キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ピーマン、レタス、たまねぎ、ばれいしょ(ジャガイモ)、ほうれんそう

 ここに仲間入りするブロッコリーは、ビタミンCやβカロテン、ビタミンE、食物繊維が豊富に含まれている野菜です。彩り豊かで、さっと茹でるだけで美味しく食べられるため、近年人気の野菜として定着しています。

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指定野菜になるとイイコト!

 上述のように指定野菜に定められると、大規模な産地は「指定産地」に定められ、価格が下落した際には補助金が交付される制度があります。

 こうしたことから、ブロッコリーも指定野菜になると、生産量の増加が見込めるため、将来的に価格が下がることが期待されています。消費者にとっては、栄養価の高い野菜が手に入りやすいのはうれしいもの。ただし、野菜は天候によって生産量や価格が変動することもあるので、安価なときにまとめ買いして冷凍するなどの工夫もしておきたいものです。

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指定野菜に準ずる「特定野菜」とは?

 現在、ブロッコリーは指定野菜に準ずる特定野菜に定められています。特定野菜には、ブロッコリーを含めて以下のような野菜が35品目あります。これらも今以上に需要が高まれば、ブロッコリーのように指定野菜に昇格することも考えられます。

アスパラガス、いちご、えだまめ、かぶ、かぼちゃ、カリフラワー、かんしょ、グリーンピース、ごぼう、こまつな、さやいんげん、さやえんどう、しゅんぎく、しょうが、すいか、スイートコーン など

 健康な食生活に欠かせない栄養豊かな野菜類。比較的、生産量が安定しやすい指定野菜を上手に取り入れて、健やかな毎日を守りましょう。

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